第11章 人生儀礼
やってみればわかります その大切さ
■[赤ちゃんの儀礼]
4.初宮参り(はつみやまいり)
日一日と可愛く成長するわが子。
この子が丈夫に賢く育ちますようにと出産後初めて氏神さまにお参りに行くことを初宮参りといいます。
初宮参りとは、お産の穢れを祓うと共に、子どもの無事誕生を感謝し、今後の健やかな成長を願い、氏神さま、または安産祈願をした神社にお参りします。
「神さまの御霊(みたま)を賜ってお蔭様で無事誕生しました。
今日よりこの子も神さまの氏子となります。末永くお見守り下さいますよう宜しくお願いします」と奉告かたがた神社でご祈祷を受けます。
一般には、男の子は31日目に、女の子は33日目以降に神社にお参りしますが、地方によっては100日目に行うなど若干の違いがあります。
天候や、母子の健康状態を見て参拝の日を選びます。
お宮参りには赤ちゃんに母親の実家から贈られた晴れ着を着せ、姑や母親が抱いてお参りするのが古来よりのしきたりです。
お宮参りは地域の人から認知してもらうよい機会でもあります。
地方によっては、生後1年目の初めての誕生日に「初誕生参り」を祝います。
満1歳の誕生日を無事に迎えられたことを感謝します。
誕生日前に歩き始めた子には「一升餅」を背負わせ、わざと尻餅をつかせるところもあり、これから二本足で歩く新しい魂の力を身につけさせるためのお祝いともいわれています。
[前へ]第11章へ戻る
庶俣Tもくじ
帥gップページ
ヨ福島県神社庁