第14章 神宮大麻・暦
お伊勢さまのお神札と日本の正式な「暦」

■[神宮大麻]
 4.どこから受ければいいの?



 「神宮大麻」は地元の神社からお受けするか、神社の総代の手によって各家庭に頒布(はんぷ)されます。

 「神宮大麻」の頒布は、明治4年以来いく度かの変遷をかさね、終戦にともない、昭和21年から神社本庁に委託されました。

戦後の混乱期、疲弊した日本の建て直しのため「神宮大麻」を通じて皇祖神(こうそしん)であり日本人の大御祖神(おおみおやがみ)・総氏神さまである天照大御神さまを拝し、天皇陛下を中心とした私たちの祖国「日本」を再建すべく、いち早く神社界の先達が「神宮大麻」領布の「御委嘱」を願い出ました。

以後、神社本庁は各県神社庁の支部・神社を通じて神職や総代をはじめとした神社関係者の協力を得て、全国の家庭のみならず、店舗・会社にいたるまでくまなく頒布すべく全国運動を展開しています。

 それぞれの地域にまつられる神社は、古くから地域の中心として、氏子の「心のよりどころ」です。

その神社に奉仕する神職は、代々その大前に日々額(ぬか)づき、皇室の繁栄と国家の隆昌、氏子の安寧を祈ってきました。

 その心を受け継ぎ、総代をはじめとする頒布従事者の協力を得て、全国の家庭にあまねく「神宮大麻」が頒布、奉斎されることにより、お伊勢さまと国民の心が一つに結ばれるのです。

ここに神社を通じた神宮奉賛の心があります。



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