第2章 神社のお話
 4.鳥居(とりい)



 「鳥居」は神社の象徴となっていますが、これは神社の入口に建つ一種の門であり、神さまの聖域と人間世界との境界を示すものです。

 鳥居の起源については、はっきりわかってはいませんが、古事記の「天岩戸開(あまのいわとびら)き」では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が岩戸に隠れたとき、鶏を止まり木で鳴かせたところ、それによって大御神が岩戸から出てこられたことから、以後神前には鶏の止まり木をつくるようになり、それが鳥居になったといわれています。

また語源については「通り入る」とか「鶏が居る」と書いて「鶏居」という言葉が変化したものと言われています。



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