第3章 神社のお祭り
 コラム

雅楽(ががく)・
祭祀舞(さいしまい)



 祭典に参列されて、雅楽の演奏や巫女(みこ)の舞などをご覧になったことがあると思います。これは、お祭りの厳粛な雰囲気を醸(かも)しだすとともに、神さまのご神恩に感謝し、およろこび頂く意味があります。

 雅楽は、今からおよそ千三百年前に中国大陸や朝鮮半島から伝わった音楽が、わが国古来の音楽とむすびつき、日本独特のものとして長い年月にわたり受け継がれてきたものです。

雅楽は、その内容により楽器だけによる合奏「管弦(かんげん)」・合奏と舞をあわせた「舞楽(ぶがく)」・和歌や漢詩に曲を付けた「歌曲(かきょく)」・古くから日本にあった歌舞「国風歌舞(くにぶりのうたまい)」とに分類されます。

楽器には、管楽器の「笙(しょう)」・「篳篥(ひちりき)」・「龍笛(りゅうてき)」、打楽器の「太鼓(たいこ)」・「鉦鼓(しょうこ)」・「鞨鼓(かっこ)」、弦楽器の「楽琵琶(がくびわ」・「楽筝(がくそう)」などがあります。

 祭典でよく目にする歌舞には、「朝日舞(あさひまい)(宮司舞(ぐうじまい)」・「豊栄舞(とよさかまい)(乙女舞(おとめまい)」・「浦安の舞(うらやすのまい)」などがあります。



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