第4章 神社のお参りの作法
6.お神札(ふだ)とお守り
古代の人は、さまざまな危険や災難から身を守るために、石や骨、鏡や剣といった呪物(じゅぶつ、霊力をもつ物)を、身近にたずさえていました。
そうすることにより、神さまのお力をいただき心身が守られると信じられていたのです。
時代とともに、その呪物が形を変えて、「お神札」や「お守り」となりました。
お神札は、災難から私たち守ってくれるもので、主に神棚におまつりしします。
お守りは、お神札を小さくしたもので、木片や紙片に神社名がしるされており、それをお守り袋に入れて常に身につけます。
これらのお神札やお守りは、神職が丁寧に奉製し、神前にお供えし祈願したもので、神さまのお力が宿ったものです。
一年間守っていただいたお神札やお守りは、感謝をこめて神社に納め、さらに次の一年間守っていただく新しいお神札やお守りをお受けください。
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