第6章 住まいに関するお祭り
■[地鎮祭(じちんさい)]
 2.申込みや準備はどうするの?



実施する時期は一般に大安(たいあん)の日が良いとされていますが、神道では昔から「選んだその日が吉日(きちじつ)」という考え方があり、仏滅(ぶつめつ)以外でしたらあまり気にされることはありません、神職とよく相談して決めて下さい。

大方の皆さんにとって一生に一度の大事な儀式ですから、休みが取れないなどと言わず、休暇をとってお祭りに臨むぐらいの心構えを持ちたいものです。

普通は、その土地をおさめている神社の神職に申込みます。その際は、次のことをお知らせ下さい。
@祭事名(地鎮祭、上棟祭、竣工祭など)
A建物名(一般住宅、工場、会社事務所など)
B日時
C祭りを行う場所
D建主名
E設計者名、施工者名(請負する大工さん)
F参列者の人数と玉串の本数
G祭壇などが必要か不要か
などです。

また、お祭りに必要なものとして、
@神饌(お供えもの)
A葉のついた青竹四本(三メートルぐらい)
B注連縄
C盛砂
D鎌・鍬・鋤(スコップ)
E初穂料
を準備していただきます。

神饌(お供えもの)は、本来は建主が用意すべきものです。

一般的な地鎮行事
@苅初(かりそめ)の儀
設計者が盛砂に忌鎌(いみかま)で三度草を刈る所作をする

A穿初(うがちぞめ)の儀
 (鍬(くわ)入の儀)
建主が盛砂に忌鍬(いみくわ)で三度土を掘る所作をする。次に、施工業者が盛砂に忌鋤(いみすき)で三度土をならす所作をする。

B鎮物埋納
 (しずめものまいのう)
斎主が鎮物を埋納する儀式



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