第6章 住まいに関するお祭り
■[竣工祭(しゅんこうさい)・新宅祭(しんたくさい)]
 2.竣工祭・新宅祭はどこでするの?



一般住宅の場合は、家の中心となる座敷の床の間、または神棚のある部屋で行います。

公共建物・会社などの場合は、役員室や社長室などの神棚を設けるべき部屋が望ましいですが、工事関係者などが多い場合は、会議室や講堂などを用い、斎竹(いみだけ)を立てた祭場を設けて行います。

 新築した家・会社などを祓い清め、工事が無事に終わり、立派に完成したことを神さまに奉告し、家庭の安全や会社の繁栄を祈ります。

また、この際に神棚に宮形(みやがた)を設けて、家庭の平安をお守りいただく神さまをおまつりすることが大切です。

 家庭において宮形をまつるということは、そこに住む家族だけではなく、日々の生活が神さまとともにあって、家族一人一人の幸福はもとより家庭の安泰のために必要なことです。



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